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在宅ケアのための医療知識

腰部脊柱管狭窄症

間欠(歇)性跛行を特徴とする整形外科疾患

骨や靭帯の変形により腰部の脊柱管が狭くなり、内部の神経が圧迫されることで、下半身に症状が出現する疾患。多くは加齢によるものといわれているが、正確な原因は明らかにされていない。

腰椎を後屈することで症状が悪化する。歩行時には杖などを用いて負担を軽減させることが肝要である。

症状

●下肢の痛み ●しびれ ●間欠(歇)性跛行(歩行中、足の痛みやしびれで歩けなくなるが、休むとまた歩けるようになる) ●下肢の脱力感・筋力低下 ●排泄障害(膀胱や直腸の機能に障害が起こるため)

治療法

薬物療法:消炎鎮痛剤や血行を改善する薬剤を用いる
装具療法:コルセットの着用など
手術:根治には、手術で狭窄部を開放する
リハビリテーション:症状の軽減を目指す
神経ブロック療法:薬物療法が無効、症状が強いときに行う
理学療法:ストレッチ、筋力訓練、温熱療法など

高齢者には注意が必要です!

歩行や立位でしか発見できないので、機会を逃さず確認する

アセスメントのポイント

  • ●痛みによりどのような動作に支障が出ているか
  • ●歩行の状況はどうか
  • ●歩行可能な距離を確認

亀じろう

ケアプラン作成のツボ

今後の見通しと支援

狭窄が進むと、会陰部の異常感覚、膀直腸機能障害、筋力低下などを生じ、手術による治療が考慮されます。痛みは姿勢に左右されるので、楽な姿勢について情報提供や工夫をして痛みを軽減できるように支援します。

日常生活の留意点
  • ●外出時には、杖やシルバーカーなどを使用し、楽な姿勢がとれるようにします。
  • ●重いものを持ち上げる、腰を曲げる、ひねる、長時間同じ姿勢を続けるといった腰に負担をかける姿勢を避けるようにします。
  • ●腹筋強化のため、軽い体操などを取り入れましょう。
医療連携のポイント
  • ●運動療法の内容、回数について医師に確認
  • ●間欠性跛行、楽な姿勢についての情報提供
副作用・治療の影響

鎮痛剤の副作用(胃潰瘍、腎機能障害)に注意

使える制度

  • 難病医療費助成制度、身体障害者手帳、障害年金

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